セックスなしでお金だけ欲しい

僕は高校を卒業後、若者だけに与えられた特権である大志を抱き、当時地元で付き合っていた彼女とも別れて、西から東へと上京しました。
ただ、引っ越しを終えて、近所のコンビニで買ってきたカップうどんを食べた時に、ふと大志が崩れて現実が見えたのです。カップうどんはその土地の人間の舌に合うように地方ごとに味を調整しているのですが、西の薄味文化で育ってきた僕にとって、東の黒いうどんだしは衝撃でした。その舌に合わない塩辛いだしを飲みながら、改めて異国に来てしまったのだな、と後悔が出てしまったのです。
いちおう、食生活が合わない中、2年間は頑張ったつもりです。地元の女の子と遊べば、ちょっとは彼女たちを通じてこの土地が好きになるのではないか?と思い、セックスなしでお金だけ欲しい女の子たちと援助交際紛いのこともしましたが、グイグイ来る肉食系っぽい女の子たちとは肌が合わず、西への郷愁だけが募っていきました。
お金くれる人
そんな中でひとりだけ結構深い仲になった女の子もできました。しかし、彼女では僕の郷愁は拭いきれませんでした。舌も合わなければ下も合わない。改めて東西文化の違いを感じたものです。その頃には、上京時に抱いていた大志もすっかりと消え失せており、毎日のように西のカップうどんのことばかり考えるようになっていました。
やがて、僕は夢を捨てて西に帰ることにしました。それを付き合っていた女の子に告げると「私とうどん、どっちを選ぶの!?」と言われました。しかし、僕の決意は揺るぎませんでした。舌も下も僕は西の人間から抜け出せなかったのです。
こうして、故郷を出て2年、西の地に戻ってきた僕は当時の彼女とよりを戻そうと連絡を取りました。しかし、その返事は冷たいものでした。「私より上京を選んだ人が今さら何言ってるの?。付き合うならセックスなしでお金だけ欲しい」という、さらさらその気がないものでした。当然かもしれません。僕は彼女よりも大志を、彼女よりもカップうどんを選ぶような男なのです。
2年ぶりの薄味のカップうどんはいいお味でした。
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